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いじめのこと
2012/08/17

いじめたこともいじめられたことも
いじめを見てみぬふりしたこともあるから
偉そうなことはいえないけど。

いじめにあったとき、
あとからそのいじめっ子に
「あのとき、親が離婚しかけていて
家族仲いい話ばっかりするあなたが嫌だった。
だからいじめたのだと思う。ごめん」
と言われた。

「知るかよ」と思った。

私が家族の話ばかりしていたのは
そのころ、父が大きな病気をしていて
死ぬかもしれないと、思っていたからだった。

父の病気の話はほとんど誰にもしていなかった。
誰かに話すと、本当に父の病気が悪くなって
死んでしまう気がしたから。

他人をいじめていい理由なんて、絶対にない。
いじめていい人間なんて、どこにもいない。


あのとき、いじめた相手に本気で怒れてよかった。
わたしはいじめられてはいけない人間なんだ、
いじめられる理由なんてない、と怒れてよかった。

それはたぶん、自分を大事にしてくれるひとたちが
ちゃんといたから。

そんなことも見失うくらい、
ひどいいじめもあるんだと思う。

でも絶対に
いじめられていい人間なんていない。
いじめていい状況なんてない。

夏 「知らないだけかもしれないし」
2012/08/05

刺繍姉妹展にご来場のみなさま
ありがとうございました。


いつのまにか夏がきていました。



じりじりと灼ける暑さのなかで
蟻も蝉も生きているのに
自分だけ一歩も進めていないんじゃないかと
思うとき

この「水族館」のことばハンカチを思い浮かべます

知らないだけで
私のすぐうしろで
私が欲しい奇跡は起きつつあるのかもしれない

私が思いつきもしないかたちで
世界はたしかに動いていて
私もまたその中のひとつとして
奇跡を起こしている途中かもしれない



綿子


刺繍と一歩って似てると思う
2012/03/08


糸を針に通して、チクチク縫って、糸の色を替えて、また針に通して……。
少しずつしか形にならないのが、刺繍。時間がかかるのが、刺繍。

でも、あの日から、

なんでもあの日に結び付けてはいけないけれど、
やっぱり、あの日から、

そういう時間がとても大切で。

ひと針縫えば、ひと針ぶん、かたちになる。
その確かさを感じていたかったんだと思います。

桜、雨、すいか、イチョウ、雪。

移り変わる季節を縫いとめたのは、
どんな年でも変わらずめぐっていく、その確かさが
刺繍とおんなじで、やっぱり心強かったから。

今年も春が来ました。

刺繍と一歩って似てると思う。



清 綿子






【「刺繍姉妹展」開催のお知らせ】
昨年3月に結成した刺繍アートユニット「刺繍姉妹」の展覧会です。

イラストレーターの藤原千晶さんとオオノ・マユミさん、綿子による刺繍を使った三人三様の作品を展示します。テーマは「季節」。
ご来場、お待ちしております。

2012年4月6日(金)〜4月19日(木)
※ただし、9日と16日はお休み。

@アール座読書館http://r-books.jugem.jp
東京都杉並区高円寺南3-57-6 2F
電話:03-3312-7941

火〜金13:30〜22:30
土日祝12:00〜22:30
月曜定休
※営業日時は変更の場合アリ。HPでチェック!

【行き方】高円寺南口を出て右にあるPAL商店街を入る。ダイソーの向かいにある洋服屋の角を右折。少し歩いた左手にあるビルの二階。

※会場は、読書のための喫茶店。ゆえに、おしゃべりは禁止です。また、必ずワンオーダーをお願いします。

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